HHKBってめっちゃ高いけど、買う価値あるの?どんなメリットがあるの?
HHKBは3万円以上する高価なキーボードですので、このような疑問をお持ちの方が多いと思います。
私も同じ疑念をいだきつつも、勢いでHHKBをポチリました。
その後、実際に使い続けた結果、価格以上のメリットがあることがわかりました。
今回は、HHKBを使うことで得られるメリット5点をご紹介していきます。
YouTubeの動画もございますので、お好きな方でご覧ください!
HHKB HYBRID (TYPE-S)の主な特徴
- HHKB HYBRIDシリーズはキーマップ変更機能に対応
- 持ち運べるコンパクトサイズ
- ショートカット操作に適した合理的キー配列
HHKB HYBRIDシリーズはキーマップ変更機能に対応
HHKB HYBRIDシリーズには、通常タイプと静音タイプ(TYPE-S)の2種類があります。
ともに、キーマップ変更機能に対応しています。専用ソフトウェアを使って、キー配列を簡単に変更できます。
HYBRID (通常タイプ) | HYBRID TYPE-S (静音タイプ) | |
---|---|---|
配列 | 英語配列/日本語配列 | 英語配列/日本語配列 |
接続 | 有線/無線 | 有線/無線 |
キーマップ変更機能 | ○ | ○ |
静音 | ー | ○ |
価格 | 税込¥30,250 | 税込¥35,200 |
持ち運べるコンパクトサイズ
キー数を必要最小限におさえ、超小型ボディーを実現。A4ハーフサイズ強のコンパクトなサイズで、持ち運びも可能。
重さ540g(電池含まず)で、だいたい500mlのペットボトル1本分の重さ。
サイズ:294(W)×120(D)×40(H)mm キートップ上面まで
ショートカット操作に適した合理的キー配列
「プログラマーが理想とするキー配列のキーボード」
ホームポジションから移動させる必要がなく、本質的にスピーディなタイピングが可能です。
キー配列の詳細はメリットの中でご紹介します!
HHKB HYBRID (TYPE-S) 日本語配列を使うメリット5点
- ホームポジションが崩れない
- 簡単、お好みにキー配列を変更できる
- カーソルを使う作業もこなせる
- パソコンによらず常に同じ入力環境で作業できる
- 長寿命で一生付き合える
ホームポジションが崩れない
HHKBのルーツは、「プログラマーが理想とするキー配列のキーボード」。
そこを目指し、東京大学名誉教授 和田英一先生とPFUとの共同開発によってHHKBは生まれました。
「Control」「Fn」キーとのコンビネーション打鍵を駆使すること、ホームポジションから手を移動させる必要がなく、本質的にスピーディなタイピングが可能になります。
まずは「Control」キーについて
ControlキーはAキーの左横に位置します。通常、Capslockキーがある位置です。
左手小指を少しずらすだけでControlキーを押せるので、ホームポジションが崩れません。
Windows OSでよく使う「Ctl+C」「Ctl+V」「Ctl+Z」などのショートカットを、ホームポジションを崩すことなく入力できます。
MAC OSの場合は、「Command+C」「Command+V」「Command+Z」となります。
Commandキーは、以下写真のように別の位置にあるため、CotrolキーとCommnadキーの位置を設定で入れ替えます(※)。そうすると、Windowsの時と同じ入力環境になります。
次にFnキーについて
HHKBはFnキーとのコンビネーション打鍵が基本となります。
例えば、HHKBには専用のファンクションキー(F1〜F12)がありません。その代わりに、「Fnキー+数字キー」のコンビネーション打鍵で対応します。
このコンビネーション打鍵時も、ホームポジションが崩れません。
以下写真のとおり、Fnキーは左角にあり、小指の付け根で押すことができます。
小指の付け根でFnキーを押しながら、指先で数字キーを押します。
ホームポジションを崩さずに、ショートカット入力やFnキーとのコンビネーション打鍵ができるのはHHKBの強みです。
簡単、お好みにキー配列を変更できる
HHKB HYBRIDシリーズは、「キーマップ変更機能」に対応しています。
専用ソフトウェア「HHKBキーマップ変更ツール」(以下画像)を使って直感的にキー配列を変更することができます。
ソフト上にて、キー配列を変更したいキーにドラッグ&ドロップで持ってくるだけで変更できます。
または、画面上側で変更したいキーを選択後、画面下側で変更後のキーを選択することでも変更できます。
すべてのキーを設定したら、画面右側の「HHKBへ書き込み」ボタンを押すと、数秒でHHKBへの書き込みが完了します。
さらに、HHKBの強みがあります。Fnキーとコンビネーション打鍵時のキー配列も変更可能です。
左角のFnキーを選択すると、Fnキー押下時のキー配列が表示されます。あとは同じ方法で、キー配列を変更します。
参考として私は、右手のホームポジション周辺に、カーソルキー、BSキー、Delキーなどを設定しています。ホームポジションを崩さずに、カーソル移動や文字の削除ができます。
最後に、HHKBキーマップ変更ツールは、HHKB内部に情報を書き込みます。
そのため、HHKB本体にキーマップ設定が保持されるので、接続するパソコンによらず同じ入力環境になります。
カーソルを使う作業もこなせる
HHKB日本語配列にはカーソルキーがあります。英語配列にはありません。
カーソルキーは何かと便利です。
YouTubeの動画視聴時に早送りをする際、Excelなどの表計算ソフトでセル移動する際、Google chromeなどのブラウザ上でキーボードショートカットを使う際などなど、カーソルキーは多用します。
カーソルキーのない英語配列の場合、Fnキーとのコンビネーション打鍵で対応します。Fnキー押下時は、以下画像の位置がカーソルキーになります。
気軽にカーソル移動したい時に、コンビネーション打鍵するのはわずらわしいです。
カーソルキーが右角にあるため、マウス操作しながら右手の親指でカーソルキーを押すことができます。YouTube視聴時におすすめの使い方です。
パソコンによらず常に同じ入力環境で作業できる
現在、私はノートパソコン3台を使っています。
2台はWindows、1台はMacのパソコンです。
HHKBを外付けでつないで使っており、すべてのパソコンで同じ入力環境で作業できます。
常に同じキーボード、キー配列で入力作業ができるので、入力のスピードや精度が上がります。
WindowsとMacで全く同じキー配列にするには、HHKBキーマップ変更ツールやフリーソフトを使って設定する必要がありますが、一度設定してしまえばそれ以降は何も気にする必要はありません。
HHKB おすすめのキー配列
HHKBおすすめのキー配列として、現在の私の設定をご紹介します。
ポイントは2つです。
- Command(Ctl)キーの位置
- かな変換、英数変換の位置
Command(Ctl)キーの位置については、メリット1つ目でご紹介したとおりです。
かな変換キー、英数変換キーをスペースキーの両サイドに配置します。
Widowsでは通常、「英数/かな」キー1つで変換するため、現状の設定がどちらなのか迷うことがあります。かな変換キー、英数変換キーを2つに分けることで、それが解消されます。
また、ホームポジションを崩さずに、かな変換、英数変換できるのも強みです。
長寿命で一生付き合える
HHKBには、長寿命の静電容量無接点方式のキーが使われており、3000万回以上の打鍵に耐えます。
HHKBの寿命について、東京大学名誉教授 和田英一先生が以下のようなお話をしていました。
前提として、キーの寿命 3000万回以上、1年を300日、1日1万回打つと仮定すると、
1つのキーを押し続けた場合、3000万回たたくには10年かかる。
よく打つキーが10個だと、1日にはその1個のキーを平均1000回たたく。寿命は100年になる。
よく打つキーが20個だと、寿命は200年になる。
人生を100歳としても、HHKBの寿命はそれを上回る。
「パソコンは消耗品、キーボードは一生もの」
メーカーさんも何度も言っています(笑)
この先、パソコンがいくら変わろうとも、HHKBとの付き合いは続きます。
おわりに
今回は、HHKB HYBRID (Type-S) 日本語配列を使うメリット5点をご紹介しました。
3万円以上する高価なキーボードですが、それに見合った価値があるとご理解いただけたかと思います。
一生の相棒を手にしてみてはいかがでしょうか。
HHKBと一緒にパームレストを使うことをおすすめします。
忘れていませんか?
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