今回は、NikonのマウントアダプターFTZ IIを購入したので、その使用感をレビューします。
FTZⅡは、FマウントレンズをZマウントボディで使うためのアダプターです。
これまで大切に使ってきた F マウントレンズを、最新の Z シリーズでも活かせるようになるのが最大の魅力。
「描写は落ちないのか?」「AF はちゃんと動くのか?」「動画撮影でも問題ないのか?」
そんな疑問を実際に検証するため、手持ちのレンズで色々試してみました。
FTZ II とFTZの違いは?
マウントアダプターFTZ IIを購入する際に、まず迷うこと。
マウントアダプターFTZⅡとFTZの違いは、
AFの速度や精度などの基本性能は同じで、三脚座のあり/なしの違いがほぼ全てです。
FTZ の三脚座は、重いFマウントレンズを三脚に載せる際の支点として役立ちますが、Zシリーズの小型ボディではグリップやLブラケット、ジンバルなどと干渉しやすいという弱点がありました。
そのため、FTZ II では三脚座が廃止され、アクセサリーとの干渉が解消されました。
| FTZ II | FTZ | |
|---|---|---|
| 三脚用ネジ穴 (三脚座) | 三脚座なし | 三脚座あり |
| 質量 | 約 125 g | 約 135 g |
| 寸法 | 約 70mm (最大径、突起部除く)× 約70 mm | 約 70mm (最大径、突起部除く)× 約80 mm |
| 発売日 | 2021年12月24日 | 2018年9月28日 |
| 価格 | ¥30,000 現在の価格を確認する | ¥27,000 現在の価格を確認する |


Nikon FTZ IIを開封
それではFTZ IIを開封していきます!

- マウントアダプタ本体
- User’s Manual
- 保証書

小型単焦点レンズように、サイズは小さい。

Zマウント側。こちら側にカメラに取り付けます。

Fマウント側。こちら側にFマウントレンズを取り付けます。

手で持つとこんな感じ。触った質感も良し。

Z50にFTZ IIを装着してみた
Z50にFTZ IIを装着してみました。
FTZⅡには三脚座がないので、見た目もすっきりスマート。

Nikon「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」を装着した外観。
マウントアダプターとレンズの径が同等なので、見た目の違和感はなし。

Tamron「SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD A005N」を装着した外観。
望遠レンズの存在感が強すぎて、マウントアダプターは目立たないですね。

コシナ「Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SL II N」を装着した外観。
こちらも径が同等なので、見た目はいい感じです。

レンズを取り外す際は、FTZⅡ側面のレンズ取り外しレバーをスライドした状態で、レンズを回転させるとレンズが外れます。

注意点:FTZ II 使用前に Z50 のファームウェア更新が必要
ファームウェア更新前はエラーが発生
Z50 のファームウェアを更新していない状態(Ver.2.11)で FTZ II を装着して起動したところころ、「非対応のレンズが装着されているため撮影できません。」というーが表示されました。
FTZ IIを使用するには、Z50のファームウェアをVer2.20以降にバージョンアップする必要があります。
ファームウェアVer2.30にアップデートしたところ、正常に起動し、撮影可能な状態になりました。
Nikonカメラのファームウェアは以下からダウンロードできます
https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/download/fw/462.html


注意点:FマウントレンズのZ シリーズ対応状況を事前に確認する必要あり
事前に、お持ちの F マウントレンズが Z シリーズで使用できるかどうか、対応状況を確認しておきましょう。
対応していれば、FTZ/FTZ II を介して通常どおりAF(オートフォーカス)を使って撮影できます。一方、非対応のレンズは装着自体は可能ですが、MF(マニュアルフォーカス)のみでの撮影になります。
各レンズメーカーは F マウントレンズの Z シリーズ対応情報を公開しており、各メーカーの公式サイトで確認できます。
私のTamronレンズ3本はすべてZシリーズ非対応だった
ちなみに、私の所有する Tamron レンズ 3 本はいずれも Z シリーズに非対応でした。そのうち 1 本は、レンズのファームウェアをアップデートすることで対応しました。
Z シリーズに非対応のレンズを使用した際は、AF が動作しているように見えるものの、フォーカスがまったく合わないという症状が発生しました。
さらに、ファームウェア未更新のレンズを使用した場合は、電源投入時「何らかの異常を検出しました。シャッターボタンを押してリセットしてください。」というエラーが表示されました。
このように、レンズによって動作が大きく異なるため、事前に Z シリーズ対応情報を確認しておきましょう。

Nikon FTZ II の動作確認
写真撮影:AF機能が正常に動作すること確認
「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」、「AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G」の2本を使い、写真を撮影してみました。
AF機能も正常に動作し、フォーカスの山も狙ったところに来ており問題なし。
フォーカススピードも素早く合掌し、実用上まったく問題ないことが確認できました。


写真撮影:Mモード時にフォーカスピーキングが正常動作することを確認
「Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SL II N」を装着し、マニュアルモードで写真を撮影しました。
フォーカスピーキング機能を使ってマニュアルでフォーカスを合わせましたが、フォーカスの山も狙った位置にしっかり来ており、問題なく使用できました。
フォーカスピーキング機能とは?
引用元:https://onlinemanual.nikonimglib.com/z7II_z6II/ja/09_menu_guide_05_d11.html
マニュアルフォーカスで撮影するときに、ピントが合っている部分の輪郭を色付きで表示するかどうかを設定できます。色の変更も可能です。


動画撮影:AF機能が正常に動作することを確認
「AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G」を使って動画撮影を行いました。
動画撮影時も AF 機能は正常に動作し、フォーカスも素早く合掌しました。実用上まったく問題ありません。
AF 駆動音は多少発生しますが、これはレンズの特性によるものです。外部マイクを使用すれば録音への影響はほぼ解消できます。
Z50+FTZ II で試し撮り(作例写真)
Nikonのレンズ「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」とコシナのレンズ「Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SL II N」の 2 本を使って、屋外で試し撮りを行いました。
FTZ II を介すことで描写力の低下を心配していましたが、結果はまったく問題ありませんでした。
中央付近の黄色い落ち葉にもバチッとピントが合い、水面の質感もしっかりと表現されています。

こちらもバチピンです。
中央付近のイガイガに AF でフォーカスを合わせましたが、狙った位置にしっかり合焦しています。


ここからは、マニュアルレンズ「Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SL II N」を使って撮影しました。
赤い小さな実にマニュアルフォーカスするのは簡単ではありませんが、Z50 のフォーカスピーキング機能を使えば、こんなに被写界深度が浅くても狙った位置にしっかりフォーカスを合わせることができます。
ほんとうに便利です。

こちらも、花の中央にある黄色いおしべにマニュアルフォーカスを合わせました。
フォーカスピーキングのおかげで、細かい被写体でも狙った位置にしっかりピントを置くことができます。

虫が苦手な人はスキップしてください😅
本当にZ50は優秀なカメラですね。蜘蛛のシルエットまでくっきり描写してくれました。APS-C とは思えないほどの解像感と描写力です。


まとめ
今回は、Nikon マウントアダプター FTZ IIをレビューしました。
FTZ II を介しても、AF の速度や精度、描写力などにほとんど影響はなく、写真・動画ともに実用上まったく問題ないことが分かりました。
久々に標準ズームレンズ以外のレンズを使って撮影し、忘れかけていた”写真を撮る楽しさ”を再認識しました。やっぱり単焦点レンズの表現力は無限大ですね。
皆さんも、お持ちのレンズ資産を再活用して、写真ライフを楽しんでみてください😊
やっぱり写真って楽しい!
忘れていませんか?





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